ima展最終日
皆さま。
本日もここ。上野東京都美術館よりお届けしております。
過日13日(金)から〜開催、本日20日(金)まで。そんな今年は、韓国の黎明会とタイアップし、ドイツより大変に有名な洋画家マルティン・ファウゼル氏を迎え、一際華やかな展覧会内容となりました。
韓国はどちらというと写実画。写真と見間違えるほどの正確さで描くのが特長です。
またドイツでは全くの正反対。抽象的絵画がメインとなっております。
絵画を通し、歴史にも触れられるのが最大の魅力です。
文字を読めなくとも、絵を見れば判る…現代社会ではテレビやラジオ、いわゆるマスコミ的役割を担っていたのが、この絵画です。
宗教絵画と言われていたのもそんな理由からきたもののようです。
あの誰もが知るゴッホが、人間の本質を知りたければニッポン<日本人>に習え…!と公言していたのは余りにも有名なお話です。
例えば「雨」。そんな私たち日本人の場合は、ひとすじの「線」で描いていきます。
線で描くことによって、どのくらいの雨の強さなのか、勢いなのか…その「時間」さえ表現するのです。
浮世絵がそのイイ例です。
ただ、これが欧米人やヨーロッパへ行くと「雨」はたちまち霧やもやのように描かれ、日本人の持つ細かく繊細でありながらも、大胆に描き「切る」…という発想自体が無いのです。
そんな私自身も、以前に…ある出品作品に対しこんなことを言われたことがありました。画面の左上部分を指差し「ここに“風”を吹かせてみては?」とご批評いただいたことがありました。
印象派的な光に限らず、風や雨、水や空気、時間までもを描き、描けるのは…どうやら皆さま。
ゴッホが口々に話残していたのは、あながち大袈裟ではありません。<興奮>
私たち日本人は、そんな“血”を、益々伝達伝承していかなければいけない…等などと、更に「胸いっぱいの愛を」受け止め帰って参りました。
明日から現実。
後10日もすれば「来年」がやって参ります。
今日のこの一日が記念碑になりますよう、本年度第39回国際現代美術家協会ima展。
心よりありがとうございましたm(__)m
さあ・・・今年最後の500系です^^