春の雪
皆さま。
すでに桜も散り急く春真っ盛りの最中、ここ宇都宮では今朝から雪が降り注いでおります。
ご心配いただく電話やメールが後を立たない中…私はといえば、三島由紀夫原作の長編小説「春の雪」を思い出しておりました。
時代は大正初期、まだ日本に華族や爵位の残る時代の、いわゆる悲恋の物語内容だったように記憶しております。
双方の深い想いがありながらも、主人公の「聡子」が、たしかあれは奈良の門跡寺院だったでしょうか。
一連の悲しみの後 出家し、そんな聡子に一目会おうと、清顕は春の雪がそぼ降る中、幾度も寺へ向かうが聡子の悲しみは深く、門前払いで会えない‥‥
それでも尚、雪中で待ち続けたことが原因で、清顕は二十歳の若さで亡くなるという…ものだったように思います。
過日の「かりんちゃん」もそうですが、つくづくどれだけ長く生きたかのではないんだ。
どう愛して愛されて生きてきたのかが大切なのです。
重くのし掛かる絵画制作の数々…
絵だけを描いていられたら…と、睡眠不足の毎日がこうも続きますと、ついつい甘えが出てしまう近頃の麻紀でしたが(^^;;
それもこれも「時間」があるからこそなんだ。
まだまだ作れる。
もっと工夫してみよう。
もっと、もっと、前向きに‥‥
だって…皆が待っているから。
感謝