119
LINEで送る
Pocket

皆さま

 

2019119日火曜日

また一つの花

一つの時代

尊い人が旅立っていきました。

 

私たち次世代を行く人間/若人を見い出し、育ててくれたあの方が

皆が憧れ、敬愛し、愛して止まないあの方が

最期の最後まで、私たちにはとても真似の出来ない優しさと強さを持って逝きました。

 

享年66歳でした。

好きなお色は青、好きな季節は夏、紅茶がお好きな方で、よくクラシック音楽の話をされていたのを覚えています。

幼い頃、何度もご両親に読んでもらった絵本は三匹の子豚。

もしもタイムスリップ出来るなら、楽市楽座の江戸の時代。

いつも平らでひょうひょうとしていて親父ギャグや小話が絶えない方でした。

 

蝶ネクタイや銀食器の並ぶフォーマルなパーティーがよくお似合いになり、また慣れてもいらしても

私たち一番最初にご馳走になった記念すべきお食事は、飾らないおでんでした。

 

手の感じ。男性ながらも所作の美しい方でもあって本当に真のセンスがあり、博学で知識や教養も深く、誰もが好きだったあの方が逝きました。

 

見出していただいて、育てていただた私たち。

これからも笑われないように、踏み外さないように歩んでいかなければと。

 

それはそう、頭では分かってはいてもコロナ禍時代の御葬儀。

お通夜もなく戒名も立っていない小さな小さな斎場を人生初めて体験してしまうと

 

まだまだ現実を受け止め切れず、もう少しだけ 今のこの悲しみと寂しさを味わい、ともらってあげたいと思う私たちなのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

Tags:

Read Comments